準富裕層に到達したジャズミュージシャン投資家の日記

ジャズサックス奏者です。これまで職を転々としながら、どうしたらフラフラしながらジャズを楽しくやっていけるかを考え続けた結果、投資家になればいいのでは!?と結論づき現在に至ります。

スタバの店員さん達をみて思うこと



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ほぼ…365日毎朝

スターバックスコーヒーに通っている。

店長や数人の正社員を除いて、ほぼ大学生や10代、20代の若者が働いている。

20年近くお世話になっていて、たくさんの店舗に行き、たくさんの店員さん達に接客してもらったが、不愉快になったことが一度もない

 

主観だが20年で一度も無いのだ。

 

単なるスタバ信者だろうと言われればそれまでだが、特別贔屓をしているわけでもない。

混んでて待たされることもあるし、オーダーを間違えわれることもある。しかし少しも不快感と思わないのだ。

なぜだろう………

 

もちろん面接時の選考が厳しかったり、社内教育や研修がしっかりしているのはあると思う。

しかしそれ以上働いている店員さん達が、スタバで働くことに誇りを持っている感じがすすることが大きい。そして、緑のロゴの入ったエプロンをつけて業務に携わることに喜びを感じていることが伝わるからだ。

そのような仕事に対する姿勢が現れているからだろう。少しの失敗も気にならないのだ。

そしてこの姿勢がベテランの店員になっても継続してことが素敵である。

 

我々労働者は、雇用主と労働契約を結んで仕事に就く。給料、就業時間、休日、今では体験入社のような制度もあって数日間、職場で働けて社内の雰囲気などもわかるらしい。数ある仕事の中で労働条件を加味して、職を選んで面接に望み

「ここで働かせてください」

「ここで働きたいです」と頭を下げる。

 

しかし数ヶ月、数年経つといつの間にか

「ここで働いてやっている」という意識が芽生え始め、いつの間にか支配される。

スタバの店員さんにはこうゆう意識が生まれる人が少ないのだろう。

 

自分は、20代、ほんとうにまともに働かなかった。

労働に行くことが嫌いだったし働く意味も楽しさも分からなかった。ずっと、サックス練習していられたら幸せなのになぁ……とか完全に頭はお花畑状態だった。ミュージシャンは労働していたらカッコ悪いとか、音楽一本でで生計を立てようととか、そんな若いプライドがあったときもあった。

手っ取り早く日銭が稼げればいいやとか、音楽活動がしやすければなんでもいいやとか………ろくな仕事の探し方もしてこなかったし、職も転々として、キャリアも積まなかった。

今の仕事は少し特殊だが、30過ぎのミュージシャン崩れに働く機会を与えてくれて、成長させてくれた。そしてどんな仕事に対しても共通する姿勢のようなものも教えてくれた。

 

この先、セミリタイアして仕事を変えても、働く時間を短くしても、どんな雇用形態でどんな立場でも、若いスタバの店員さん達の働く姿勢を見習って、おじさんは労働しないとなーと思う。