準富裕層に到達したジャズミュージシャン投資家の日記

ジャズサックス奏者です。これまで職を転々としながら、どうしたらフラフラしながらジャズを楽しくやっていけるかを考え続けた結果、投資家になればいいのでは!?と結論づき現在に至ります。

日経平均株価 史上最高値更新

2024/02

日経平均株価は史上最高値

39000円台に突入した。

おめでとう!

日本がバブル好景気と言われていたときから、実に34年ぶりらしい。

自分は小学生だったので、バブルがどんな状態だったのかよく知らない。

戦後から高度経済成長時代を経て、うなぎ登りだった日本の経済の最後の時代のことだ。

ジュリアナ東京で若者が踊り明かしている映像、捕まらないタクシーを万札を、振りかざして停めようとするサラリーマン。ジャズミュージシャンもギャラだった?なんてことも聞く…笑

自分の親世代の人たちに聞くと

「今日より明日の日本は良くなる!」

誰しもがそう思って浮かれていたって言っていた。

給与もずっと上がり続けていたので、お金も沢山使う……………結果的に金回りが良いので国内の経済も良くなる

そう、株価と実経済が連動していた時代だ。

 

現在、日本株はその頃の数値を上回ることができた。

新ニーサなども始まり、国民の関心が貯蓄から投資へ移ってきた影響もあるのかもしれない。(実際は海外投資家が日本株を買っているから上昇している)

しかしどうだろう?

豊かになっだろうか?

円安、インフレによる物価高、それに追いつかない、むしろ上がらない給料……。

今の株価というのは、あまり実体経済を反映するものではなくなってしまったのかなぁ、とも思う。

島国日本で暮らす私達が、デフレ、物が安さを競っていた失われた30年間……海外の国々ではきちんと資本主義のインフレ、賃上げの循環で経済が動いていた。

日本もこの先株価が40000円…45000円…と上がり、それに伴って労働者の生活も豊かになっていくことが出来るのか否か……

とても興味深い未来だ。

 

成長した息子へ伝えること

この春
息子も高校生になる。

「この先は好きな場所で好きな人達と、好きなこと、好きな仕事をして自由に生きて欲しい」

これは父親としての自分の子供に対する考え方だ。

 

俺は今で言う貧困家庭に育った。小さい頃はそうはおもわなかったが、大人になって思い返すと、うちって普通より貧乏だったんだろうなぁと実感する。

そんな家庭環境なのに、自分は資本主義や金融知識のことを学校や家庭で、学ばべないまま、学校を卒業すると資本主義社会に投げ出されてしまった。
貯蓄、投資、外貨・為替、金利、ローン………こんな言葉すらもよくわからないまま。

それはドラクエでいうと………

地図も持たずに、武器や鎧も装備せずに丸裸のまま、猛獣だらけの荒野に放り出されるのと一緒だ。

息子が思春期を迎えて、お互いに口もあまり聞かなくなった。しかし父親として大人になっていく息子に、最後の小言として、資本主義社会の地図の見方くらいは伝えようと思う(^^)

資本主義を考え、学ぶこと

自分が資本主義について、考えたり学んだきっかけは、20代に後半に大切なセルマーMark6を質に出したときだ。アルバイトを掛け持ちして、ジャズミュージシャンをしていたが、家賃を滞納していて、泣く泣くそうした。

義務教育、高等教育まで受けたが、資本主義について、きちんと授業を受けて理解した記憶が、私にはない。

欧米諸国は資本主義

中国、旧ソ連などは共産社会主義

そんなもんで終わってしまったような気がする。

そして

「資本主義は自由、そして平等」

そんなことも同時に習ったような気がするが、大人になってブルーカラー・労働者として、社会に出てみて、これのどこが自由なんだろうと、正直おもった記憶もある。

そう、ブルーカラーが自由を選択することもできる。しかし自身に何か生活のトラブルが起きれば、すぐにホームレス一直線だ。

皆、自由に生きたいと思っていると思う。しかし自由と責任は表裏の関係は理解しているから、ホームレスにならぬために………嫌でも労働をしている部分もあるとおもう。

学校やイメージの伝え方が悪いのか、俺の受け取り方が悪かったのか………わからないが、資本主義だから、アメリカだから、日本だからといって、誰にでも自由が保証されているわけでは決してない。 そんなに世の中、甘くない。

資本主義こそ知れば知るほど、残酷な世界だ。

 

資本主義社会って、誰でも生まれたときから自由ではなくて、

「自由になる様々な方法が用意されている世界」

なんだということも資本主義を学ぶと理解できる。

 

新NISAが始まり、色んなところで「資本」「資産」という言葉を聞くことが増えた。

例えばプロ野球選手や、好きな仕事を事業化して自由を得ることもできるが……………特別な才能や運がないと、とてつもなく難しい。

しかし「資産」「資本」を地道に少しづつ積み上げること……………つまり「投資をすること」

これは誰にでも平等に用意されている、「自分が自由に生きることを達成することができる」方法の一つだ。

そしてこのことのヒントも、「資本」主義という言葉に書いてあるのだ。

どんな分野に挑戦しても絶対に試練や困難にぶつかることがあり、それを我々は【壁】とよぶことがある。

比較的安易な低い壁。

努力しても超えられなさそうな高い壁。

何度挑戦しても、なかなか打ち破れない固い壁…………………

それは場面によって様々だ。

自分はジャズサックスにも打ち込んでいて、この分野では常に、自ら壁を見つけて挑戦するように心がけている。

今はだいぶ論理化もされているが、自分がジャズを始めた25年前は、教則本や理論書もほとんどなくて、そのうえ現代のネット社会で溢れている音源などの情報もなかった。

最近、本当に久しぶりに自分の師匠に会いに行って、やはり師匠でさえ、その頃は解らないことがたくさんあった……とおっしゃっていた。

偉人のプレーを耳で聞いて、課題を自分で見つけて作ったり、それを吸収するために基礎練習を積んだり……………今も自分の目の前は壁だらけだ。

各個人によってハッとするところも違うため練習方法、そう、乗り越えたい壁が十人十色なところがあるのだ。

さて

金融資産の壁というと

100万円の壁 

500万円の壁

1000万円の壁

3000万円の壁

5000万円の壁

そして億り人へ。とこんなふうに貯蓄、資産額にも壁があると思う。

特に1000万円までの壁を破るのは、必死に働き貯蓄や倹約することが、メインになるため、各壁を打ち破るのは経験上とてもきつかった。

しかしこの分野は特別な才能もいらない。倹約、貯蓄を続けて、そしてそれを投資に回していけるか……だけだからだ。

どんな壁でも乗り越えるのは大変だが、乗り越えられたとき大きく成長できたり、魅力的になれたり、自信がついたりできる。

そして新たなステージに立てたとき、乗り越えた壁は、自分を守ってくれる大きな頼もしい存在……「ぬりかべ」のようになってくれると思うのだ。

新NISAにおもうこと

新NISAの制度をみていると、いつもはろくな制度を作らない国が、珍しく本当に優秀な制度を作ったなぁと思う。

「この制度を使って得た株式の利益に対して、無期限に無税にする」

前にも書いたが、すごい大判振る舞いだ。

こうでもしないと貯蓄、貯金体質の日本人を投資へと誘導できないとでも思っただろうか?笑笑笑

この「貯蓄は正義」のような考え方は、日中戦争のあたりから始まったらしい。国民貯蓄運動や国民貯蓄法まで作って、貯蓄の美学を国民に植付け、貯蓄させ、集まったお金を戦争の資金源にまわしていたらしい。

確かに、自分も子供のころ………お年玉は貯金しなさい!なんてことをよく言われた記憶がある。依然として戦前の教育がこの金融教育的なところには残ってしまっているのだ。

さて

そんな貯蓄大好きな日本人でも、多くの人がこれから新NISAを使って投資の世界へ入っていくと思う。

「投資をはじめていかないといけないのではないか?」

「始めたら、もしかしたら大きく儲かるのではないか?」

「やっておいたほうが年金以外の老後資金になるのではないか?」

始める動機は人それぞれだが、今までよりも、多くの日本人が株式投資を始めていくのは必然だ。

 

ここで少し考えてみたい。

この制度で一番利益を得られるのは誰だろう???ということを。

それはこの制度以前に日本株を握っていた者達であり、アベノミクスの間、日本株を莫大に買い集め続けていた日本銀行、年金機構なのではないかと思う。

そう……我々日本国民がこれから株を買っていくとき、もしかしたら買い集めた株を少しづつ売っていくのは、日銀などなのかもしれない。

私にはこの制度が、国の投資政策の出口戦略なのではないかとも感じてします。最後は日本国民が株式市場を買い支えていくことになるのだろうとも思う。

そう

しかしいずれにせよ、日本で株式に限らず投資という概念が一般的になっていくのは、世界の先進国の人々のスタンダードに我々が近づけた素敵なことだと思う。

新NISAについて(一般的な考え)

2024年『新NISA』がはじまった。

最近、セッションなどに顔を出すと、私に質問などをするミュージシャンがいたりするので、関心も高い制度なのだろう。

この制度、簡単に言うと
『この新NISAで株式投資をして、もし利益が出たら、その利益には税金をかけません。しかも………無期限に!!だから皆さんら是非株式投資をしてください』ということだ。

この増税、税金徴収大国ニッポンにおいて
『無期限で利益に税金をかけませんので………』ということは、極めて稀な事で、大変な大判振る舞いだとおもう。

しかし同時に『この先、年金や社会保障など、とうなるかわかりません。自分の一生のお金は自分で貯めて、増やして、管理していってくださいね』という日本国からの厳しく冷たいメッセージも含まれているようにも思える。

これから徐々に株式投資をすることは、普通なことになっていくだろう。

今まで銀行に預金口座しか持っていなかった人も、NISA口座も作って株式投資の世界へ足を踏み入れていくのだろうと思う。

今年は全日本国民にとって『投資元年』年になりそうだ。

今回は新NISAの優等生的な意見を書いてみた。同時に少しアマノジャク的な意見ももっているので、次回書いてみようとおもう。

投資とは?

2024年

新NISAも始まり、いろんなところで投資……投資という言葉をきくようになった。

『投資ってなんだろう?』

20代から株式投資を始めたが、冷静にそんなことを考えたこともなく40代中ばになってしまった。

ここ最近、準富裕層へのステップアップを果たすことができた。株式などリスク資産メインなので、4000万代後半に数字が戻ることもあるが瞬間的に5000万に到達できた。

このステージでやっと『投資とは?お金とは?』ということを冷静に考えられる精神的余裕ができてきたのだ。

ここにくるまで、早く大金を手にしてセミリタイアして自由な人生を歩みたい………サックスに打ち込める生活を送りたい………そんな自分の事ばかり考えていて、値上がり益や損切りなど、資産額の数字ばかり追いかけていたような気がする。

投資とは

『他人のためにお金を使うこと』だということがようやくわかってきた。

なぜ株式投資でお金が増えることがあるのか?もこれで解決する。他人ため、社会のため、そして期待する会社のため、自分が貯蓄したお金を使うからだ。

その見返りとして投資先から配当なり優待などが、リターンをとして返ってくることも理解できる。

また自己投資で、自分が大きく成長して、なにか身につけたできて、それを他人のため社会のために還元すれば、収入に繋がったり、リターンを得られることもある。

これが投資で利益を得られる仕組みだ。

その反対に貯蓄は自分だけの大きな財布にお金をしまいこんでいることも理解できた。貯蓄額が増えてニヤニヤするのは、本人だけだし……。それではお金がお金を生むサイクルも生まれない。

貯蓄ある程度の貯蓄ができてきたら、それは自体は素晴らしいことだし、それをお金を社会に回したほうがお金も喜ぶのかもしれない。

投資は『陽』貯蓄は『陰』という関係性にあるだなと思う。