日本は20年前まで………
【24時間働けますか?】
なんていうCMが流れていたくらいだ。労働することは美徳。サービス早出残業、休日出勤は当たり前みたいな風潮が常識だった。今、こんなCMを流したらコンプライアンスですぐ苦情になるだろう。
自分は大学を中退してから、様々なアルバイトで辺職を転々としたが、正社員は朝から晩まで職場にいて、ときには職場に泊まったり…………俺には到底無理だーみたいなことを
思いながら適当に働いていた。
その後、週休2日だのゆとり教育たの………いつの間にか、現在の週休3日や男性も育児休暇取得の奨励など………欧米の流れだろう、世の中変わったもんだ。
この頃、ライフワーク的なことを楽しむ人が増えている。ゴルフ、野球、フットサル、テニス……スポーツはもちろん、インドアの絵画、音楽活動、ダンス………この頃はソロキャンプなんかも男性達の間で流行っていたり。
余暇をどのように楽しむか
みたいな風潮ができたように思う。現役を引退した世代の人も含めて。
趣味にはお金がかかる。しかし日頃のストレスが晴れたり、汗をかいて運動不足の解消になったり、日頃仕事では出会えない人達と交流できたり………メリットはたくさんだ。
中には、自分のようにライフワークの方に重きを置いて生活している人間もいると思う。
自分の場合
【生涯を通じてサックスに打ち込む】
みたいな人生の命題のようなものを高校生くらいから持っていたので、ずっと日々の労働はいい加減で、情熱は音楽方に傾いて生活していた。うまくいかないときや空回りしているとき………紆余曲折あったが、情熱は失っていない。
さて、時間は有限だ。自分のように片手間に仕事をしていても、ある程度の時間、拘束されて労働していれば、体力も削られる。40歳も過ぎれば、仕事から帰れば、一杯飲んでソファーに座りながら……コクリコクリみたいな感じにもなっていくと思う。
そこで仕事後、毎日サックスに打ち込んだり着替えてセッションにでかけたり…………。
よく言われる
「睡眠時間を削って、そんな1円にもならないことをよく一生懸命やるなぁ」と。特に自分は投資家の一面があるので、非合理なことは嫌いだ。しかしこの【1円にもならないこと】非合理なことに人生をかけているのだ。他人から趣味と見られているだろう。しかし身体と心の奥から
【湧き上がる情熱がちがうのだ】
ずーっと情熱失わないものに出会える人が。まれにいると思う。それが日頃の思考だったら、ほんとにラッキーなことだと思う。自分のようにそれが職にならなかったり、食べられないことであっても、それに出会えた事はかけがえのないことだと思う。