準富裕層に到達したジャズミュージシャン投資家の日記

ジャズサックス奏者です。これまで職を転々としながら、どうしたらフラフラしながらジャズを楽しくやっていけるかを考え続けた結果、投資家になればいいのでは!?と結論づき現在に至ります。

貯蓄

日本人は貯金が好きだ

こんなフレーズを聞いたことがあると思う。自分も小さい頃から、お年玉をもらうと親に「無駄遣いしないで貯金しなさい」なんてことをよく言われた。無意識に大人なるまで……いや大人になってもその意識は身体に染み込んでいて、株がガラケーで買えるようになっても、株式投資は博打、ギャンブルなのではないかという誤った考えが抜けなかった。

この意識は、どうやら太平洋戦争時に国民に埋め込まれたらしい。この戦争は、日清戦争日露戦争とは違って、ほぼ世界中を敵にまわしてしまったので戦費の調達ができなかったのだ。そこで大日本帝国がお郵便貯金をすることは美徳……お国のために……という意識を浸透させたのだ。

それが現代まで残っているのはとても驚くことだ。日本という島国でほぼ単一民族のみで生きているため、現金としての円は、ほとんどの取引を決済することができるし、なにしろ必要なときATMで引き出せばすぐ手に入り使える。そもそも元来、日本人はもしかしたら貯蓄が好きなのかもしれないとも思える。

アベノミクスあたりから貯蓄から投資へという概念が幾分出てきたが、やはり日本国民の資産割合のほとんどは貯蓄だ。ニーサなどの制度も作られ、税の優遇などの恩恵も整備されてきているので、これから少しずつ意識が欧米のように投資メインにかわっていくかもしれない。

 

銀行預金、貯金で忘れてはいけないことはお金を銀行に貸している!という意識である。どうしても預けている、安全に預かってもらっているという考えを持ちがちだが、我々は銀行の債権者なのである。だから銀行から利息を受け取れるのだから………

金利時代の今……銀行の利息は0.0001%……とかである。この金利をみて債権者だったらお金を貸すだろうか?今から…すべての現金を引き出してというわけではないが、長期お金を貸し付けるなら、株式として会社へだったり、国債としていろいろな国にだったりしたほうが、利回りがいいのではないか…と考える