準富裕層に到達したジャズミュージシャン投資家の日記

ジャズサックス奏者です。これまで職を転々としながら、どうしたらフラフラしながらジャズを楽しくやっていけるかを考え続けた結果、投資家になればいいのでは!?と結論づき現在に至ります。

転職

転職

英語いうジョブチェンジのことだ。英語だと直訳で仕事を変えること、普通に聞こえるが、日本語の転職…………なぜ転ぶ……という文字がつくのだろう?と自分はよく思う。

転ぶ……びっくり返る……始めから仕事を変えることが悪、マイナスというイメージが強い。これは日本独特の捉え方なのだろう。

自分は海外の労働市場を細かくすべてはわからないが、終身雇用制、年功、役職、先輩後輩………など、これまでの日本では一つの職場で長く勤めることが美徳だと思われる傾向が強いように思う。年功を積み出世してそれに準じて給与も徐々に上がっていく。日本のほとんどの企業は未だに成果主義よりも、このような年功序列的な長く一つ会社に勤めることに重きをおいている昭和的な会社が多いのではないか。

この石の上にも3年……みたいなことは学生のころから言われていたように思う。義務教育はなかなか辞められないが、部活動にしろ、習い事にしろ、継続することが大切、少し合わなくても、辛いことがあっても我慢も大切、のような教育を親からも教師からも受けていたように思う。

その延長上に大人になってすぐ会社、仕事をやめるとこは恥ずかしいこと、社会人的にマイナスなことというイメージが社会全体にあるような気がする。

確かに長く一つの会社に勤めることはすごいことでなかなかできないことだ。我慢や辛抱することも身につくし、その分野、業界に深く精通することもできる。そして金融関係の信用力も勤続年数であがっていくだろうし。良いことも沢山ある。

しかし有名大学を出て、希望する会社、業種につくことができなければ、大概は青い鳥探し……隣の芝生は青く見える状態に陥り、転職も数回するだろう。われわれ、就職氷河期世代などなおさらだ。最近では新卒の若者が3ヶ月くらいで会社を辞める………そして第二新卒として新たに仕事を見つけるなんてこともよくあるらしい。第二新卒って言葉も近頃生まれた言葉ではないか。そう、とても素直な生き方、選択だと思う。正直、業務も仕事場も仕事場にいる人間も入ってみないとわからないのだから……。

 

いろいろな分野でIT化を進めて、進む高齢化での人手不足などに対応している企業も多いが、どの業界も団塊世代の定年で、猫の手も借りたい状態になるだろう。

30代でも40代でも、元気でやる気があれば、極端に深い専門分野の仕事でなければ、転職もこれから一般的になっていくと思う。

転職という、何だか仕事を変えるのは、始めから上手く行かないような熟語はそろそろ辞めて………

新職とか変職とか……そうゆう熟語が出てきたらいいなと思う。