自由にやっていい
好きにやればいい
何をやってもいい
なんでもそうだが自由にやるというのは、本当に難しい。
非常に無責任な言葉で、実際にジャズは自由にやっていいんだよ、好きにやればいいよって言われて好き勝手やってみたら………
『そんなのジャズじゃないとか……』誹謗中傷の厳しい反応がかえってくることがある
実際にセッションしてみるとスタンダードナンバーは西洋の映画音楽などを崩しただけだし、オリジナルも西洋音楽を基礎に作る人がほとんどなので、テンポもあるし和声を元にしたコードに基づいた曲が多い
音楽の自由って
ある程度の成約や約束事があって自由が成り立つし、これがあったほうが楽だ。
世界にはまだ共産主義・独裁主義的な国が少し残ってるが、主に欧米の資本主義・自由主義的な国家がほとんどだ
資本主義国家では憲法、法律で人権を守りながらある程度の自由を規制してその中で我々が自由を教授できるようにしている。
つまり音楽ではテンポや和声コードなどが、国家や憲法や法律にあたるものなのか、とも思う。
そしてその成約の中で自由に歌い、演奏する。
そこを超えてジャズを演奏することは本当に難しいことだ。テンポ通りに吹く、和声コードにあわせてメロディをつくる、ジャズの偉人達のメロディを勉強し身につける必要もある、これらの事だけでも習得するのがとても難しいからだ。
まだ自分はできないが、きっとこの先に真の自由があるのかもしれない。コードのこと、理論のこと…………こうゆうことすべてを無にして超越して、自分の感じた音で、感じた通りに自由に演奏できるようになれれば…………どんな世界なんだろう…
先はまだ長いこの探求の旅は、人生を飽きさせない最高の旅路になるにちがいない