20代から株式投資を始めてきた。
ガラケーのパカパカ携帯を使って、初めて買った銘柄は確かkddiだった。確か当時は1000円堺に800円になったり、1200円になったり………そんな値動きをしていた。アルバイト貧乏ジャズミュージシャンの自分は+2000円で利確、+1500円で利確、−4000円で損切り……………そんなことを繰り返していた。
アルバイトをしながら貧乏ジャズミュージシャン生活をしていたので、貯蓄なんて全然なかった。そんな貯蓄すら出来ない男が、上がるか下がるか、少し儲かるか……なんて半ばギャンブル感覚でやっていた株式投資だ。利益なんかでるわけなかった………笑
「株って安定利益出ないなぁ………」とか、
「トレードで毎日1万円稼げたらバイト辞められるのになぁ………働かないでずーっとサックス練習できるのになぁ……」
そんなことばかり考えていた。
この当時はまだ株の売買は、証券会社の担当に電話して株の売り買いをしているのが一般的だったし、株券もまだ紙で金庫に入ってイたりしていたし………。第一、自分の親もそうだったが一般的な世帯は貯蓄が中心で、株は金持ちがやることのような風潮もあったとおもう。
ネットや携帯を使って株を購入できるようにはなったが、やはり株式は危険なものとか金持ちがやるもの、なんて認識が強くて、自分が取引を始めて周りの友人からは変なものに手を出したなぁ……みたいな目でみられていたかもしれない。
日経平均株価が2023年6月5日
90年代のバブル期以来の最高値、32000円に到達した。実に33年ぶりらしい。
手前は12歳の頃だったんだな………そりゃバブルは知らないわなぁ……なんてしみじみ思う。
バブルは自分は知らないのだが、4万円近くまでいった日経平均株価が7000円になったり、リーマンショックがあったり、2ケタの円高があったり、イザナキ景気、ITバブル、アベノミクス、コロナショック………。
思い返すと日経平均株価は上下のきっかけになる出来事は沢山あって暴落、暴騰を繰り返して、今の最高値までたどり着いた。
景気や市民生活が向上しているのか?株価の上向きと連動しているのか?
株価が上がれば一般市民の生活が豊かになるとか、景気がよい……っていうことも少し疑問に思うし、見直すときかもしれない。やはり株はマネーゲームでもあるのだ。
株の取引の仕方は千人十色。
株式は
いつ買ってもいつ売ってもいい。
利益や損切りの額も自由だ。
細かく売り買いして利益を積み重ねていっても、または長く持ち続けて配当を取っていくことも、個人の自由だ。
その辺はジャズの演奏に通じるところがあるなぁ……と個人的におもうところもある。笑
自分もたくさんの銘柄の株を売り買いしてきた。結局、最高値になるなら……持ち続けていればよかったのに……と 笑
しかしこれは結果であって、もっと有益な投資先が現在社会に生まれていたら、そちらにお金が流れていたかもしれないし………。
ただひとつ自分が思ったことは、ドルコスト平均法で毎月一定額をインデック投信に積立ていくことは、必ずやったほうがいいと思う。20代、30代前半の人はなおさらだ。2050年間では、世界人口も増えていく予想だし。全世界株式やアメリカ株はインデックス投資で積立していけば、高い確率で資産を増やせそうだからだ。しかも株価の上下など考えずに単純に買うだけなので、比較的頭を使わなくてよいし、買ったあとは放置していても構わない。
自分はそのような積立投資をやってこなかった。インデックス投資の有益性や勝率の高さなどがネットで騒ぎ始めたのも数年前くらいからだったし……。
積立といえば保険くらいだろうか…
今、息子は中学生だ。息子が仕事を始めたら全世界株式への積立て勧めてみたい 笑