何度やっても納得がいかないのは、利益確定だ。買うタイミングよりうるタイミングのほうが、自分は難しい。短期投資の投資家は買いのタイミングを測るほうも大変なんだが…………。
自分は中期長期でスイングトレードするスタイルなので、含み損を抱えても損切りはなるべくしないようにしている。機関投資家や証券会社のトレーダーのように、決まった期間で必ず一定の結果が求められるノルマのようなものはないので、含み損が出た場合もタイミングを見てナンピンして、含み益が出るまで時間をかけて株を育てればいいかな……みたいな感じだ。ただし業績が著しく悪いとか大幅な減配、倒産の噂などあれば、損切りもするのだが………。
短期投資家やデイトレーダーは、信用取引などで少しレバレッジをかけた形で1~2%の上下で利確損切りなどをしている人も多いが、自分にはあまり合わない手法だった。FXも同じような感じで取引している人が多いが、同じくFXを取引していない。FXはどうしてもレバレッジをかけたくなってしまう取引だということも認識した。外貨を買うなら現物でレバレッジなしだ。
損切りは今回は考えないとして、利益確定の話だが、例えば8%の含み益が出たら必ず利確に入るとか、決算の前、配当権利落ち日の前に含み益があったら、必ず利確するとか……自分なりルールを決めてやっていくのもいいやり方だし、よく投資関連の本や雑誌でも紹介されている手法だと思う。
自分のようないい加減なスイングトレードだと、大きな含み損を抱えてしまうときもあるが、時には、いつの間にか50%の含み益が出ていたりする場合もある。問題はこの予想していなかった大きな含み益が出た場合であり、どうしても欲をかいてしまって、良いところで利益確定出来ないことがおおい。
よく言われることで
【頭と尻尾はくれてやれ】という投資格言があるが……
自分の場合
【胴体】までもっていかれることが多いのだ………笑笑笑 つまり25%前後でだ。
すべては欲深さが原因なんだが……。
貧乏ミュージシャンのとき
【よく世の中、お金じゃーない】なんて考えながら音楽を作っていた。二十歳を超えてもピュアの欠片が残っていたのかもしれない。
株式投資やそこ利益確定を通じて、本当は自分は欲深かったと実感しているし、良きも悪気も違う自分に出会えた気がする。